プリンセスメゾン DVD

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2017年05月12日 15:31

3話。まだまだ自分の買いたい家のイメージができていない沼ちゃんに、「家を買えるということと、本当に家を買うこととは違う」と厳しく伝える伊達(高橋一生)。マリエ(舞羽美海)は同棲していた彼氏が出て行ったのをきっかけに、プリンセスメゾン DVD沼ちゃん、要(陽月華)を誘って模様替えをすることに。そのための買い物の帰り、伊達が初めて手がけた物件を観に行き、漫画家の井川(木野花)が庭にパラソルを置いてくつろいでいる姿を観る。

そして4話では、沼ちゃんたちが「先輩持ち家女子のお宅訪問会」へ。訪ねたのは、「独り身の希望の星」と呼ばれるキャリアウーマン、29歳のクリスマス DVD勝木(宮本裕子)が住むマンション。実はその物件は、伊達も住んでいるところだった。沼ちゃんは実際にひとりでマンションを買い、住む女性たちを見て、少しずつ自分が住む家のイメージと、家を買う覚悟を固めていく。

4話で特筆すべきは、勝木さんのキャラクター。基本的には原作通りなのだが、一見充実した日々を過ごす彼女が寝る前、「いつになったら死ねるんだろう」とつぶやくのは原作の別のエピソードからとっている。この組み合わせかたがじつに絶妙だ。29歳のクリスマス DVD30分×8回という枠のなかで、原作に描かれている「女性がひとりで生きて行くことの孤独と、それでも前を向いていく強さ」を最大限に表現しようとした結果の選択だろう。

井川は全てを理解し、「そんな」と制したうえで「幸せよ」という言葉を与えた。井川が本当に完全に幸せかどうかは、わからない。プリンセスメゾン DVDだが、彼女はそう伝えることが、伊達のためになるということをわかっていたのだ。
ここで救われた伊達もまた、パブリックイメージに疲れた勝木に「人にも家にも、愛情をもって生活をされていると思いました」と伝え、彼女のひとりの夜を救っている。

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