「皇貴妃の宮廷」あらすじと感想 泥沼の中国歴史ドラマ 第56話
「今後は毎月、同じ日に懺悔しに来るといいわ」
菫小宛の亡霊と対峙している蘭貴妃・果珍(グオチェン)は、亡霊のそんな言葉にふいに笑い出します。
「菫小宛、私はまもなく皇貴妃よ。
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ゆくゆくは後宮の主になるわ」
そこまで、本堂の裏で立ち聞きしていた皇帝は憤然として立ち去ります。
果珍は恐れげもなく、亡霊の前に進み出ます。
そして、気付きます。
「本当に幽霊なの?」
そして指を突き出します。
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「死んでない」
そのとき、本堂の扉が開かれ、入って来たのは、劉光才や洪承疇(こう・しょうちゅう)、それに鼇拝(オボイ)たちでした。
果珍は陛下を偽っていた小宛を捕らえよ、と命じますが、劉は動きません。
取り押さえられたのは果珍の方でした。
鼇拝は果珍を護送するよう、兵たちに命じます。
部屋に帰った小宛を待ち受けていたのは皇帝でした。
「君を苦しめてしまった。
だから謝りたくて、ここに来たのだ」
そして突然跪き、
「許しなど求めぬ。朕を罰してくれ」
と謝るのです。
皇貴妃の宮廷 あらすじ
「恨んでなどいません」と小宛が皇帝を立たせます。
英格爾(インガル)が、法源寺での果珍の告白は、皇帝も聞いていたことを明かします。
皇帝は、君を守ると誓ったのに、約束を破ってしまった、朕を責めてくれ、とすがります。
しかし、小宛は、皇帝は悪くない、と繰り返します。
そんな小宛に、皇帝は、朕を殴り、罵ってくれ、そうすれば少しは楽になれる、と駄々っ子のように拗ねるのです。
小宛は皇帝を抱きしめます。
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「殴るなど出来ません。
陛下がけがをなさったら、悲しくなります」
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